賃貸契約をする前に覚えておきたい事

 

難しい言葉の出て来る“賃貸契約”について、出来るだけ噛み砕いて解説していきます。
高級賃貸を借りる時ももちろん、通常の入居手順と変わり有りません。

 

お部屋探しの前に… 目次

  1. 希望条件を決める
  2. ポータルサイトや賃貸業者のWEBサイトを使って情報収集する
  3. 空室確認・内見予約
  4. 実際に物件を見てみる
  5. 申し込み
  6. 契約・それ以降の流れ

 

1. 希望条件を決める

賃料・立地・間取り

まずは住みたいお部屋の予算場所間取りを決めていきます。
これはお部屋探しをする上で重要な基盤となる部分です。
その中でも主軸となる“賃料”は共益費等を加算し、月収の3割程度が大体の目安と言われています。

場所に関しては、これは通勤・通学等を考慮し、幅をもたせて決めましょう。
ざっくりと「○○線沿線」や、「○エリア近辺」という決め方でも良いかもしれません。

最後に間取は入居人数の他に、お手持ちの荷物の量やライフスタイルもポイントになります。
単身入居でも、1Rが良いのか・それとも寝室と生活スペースは分けたいのかによって探す物件が変わってきます。
もちろん、特に間取りにこだわりが無く平米数で絞るのもOKです!

 

2. ポータルサイトや賃貸業者のWEBサイトを使って情報収集する

大体の基盤が出来たら続いて情報収集に移りましょう。
インターネット広告などを利用して、自分の希望条件に見合う物件を探します。
高級賃貸であれば専門サイトもありますので、サイトの雰囲気や使い勝手、掲載物件数等で決めましょう

この段階で特に気になる物件が見つからなければ、希望の条件が相場と合っていない可能性があります!
エリアを広げてみたり、間取り・設備を変更してみる等をして再度立て直し、もう一度検索してみましょう。
細かい検索条件の指定ができるサイトで探すことをお勧めします。

 

3. 空室確認・内見予約

気に入った条件の物件が見つかったら早速内見予約をしてみましょう!
サイトに載っている連絡先に、メールでも電話でも好きな方で問い合わせましょう。

まずは空室確認です。
WEBサイトに載っている物件でも、条件の良い物件はすぐに決まってしまいます。
タッチの差で申し込みが入ることも珍しくありません。。。
“良い”と思う物件はみんなが良いと思っているのです
例え空いていなくても気を落とさずに、希望物件の条件を伝えて希望条件に沿った物件を提案して貰いましょう。

また、どうしてもその物件が諦められない場合は空き待ちもできるようです。
待ちたい旨を伝え、空室が出たら連絡してもらいましょう。

 

希望の物件がまだ空いてた時はそのまま内見の予約を取りましょう!
自分が家にいる時間帯を想定して内見時間を決めると良いですね。
日当たりや周辺のお店を確認したいときは日中がお勧めです。
帰宅時間が遅く、帰路の人通りや街頭の明かりをチェックしたいときは夜に行ってみるのも良いかもしれません!
しかし、あまり遅すぎると物件の鍵を管理している管理会社終業してしまう為内見出来ない可能性も。。
担当の営業さんと相談してスケジュールを決めていきましょう!

また、内見確認後 口頭では物件を止めることができません。
申し込みが入るまでは、誰かに取られてしまう可能性が常に有ります
内見確認をしてから実際に内見をするまでの期間は出来るだけ短いほうがベターです!
また、内見せずに申し込みを入れられる場合もありますので、「どうしてもこの部屋が良い!」と確信している場合は申し込んでしまうのも手です。

 

4. 実際に物件を見てみる

さてそれではスケジュールを決めたら実際にそのお部屋を見てみましょう!
時間のある方は内見時に一度そこの不動産会社に来店しておくのがお勧めです。
賃貸契約は大きな金額が動きますので、契約相手の事を良く知っておくことも重要です。
それ以外にも実際に来店して条件のすり合わせをする事で、もっと希望条件に近い物件を提案して貰える事もあります!
担当者とイメージを共有することは、お部屋探しの一番の近道と言えます
また、時間が無く自分ではあまり情報収集出来なかった場合はこの段階でしっかり提案して貰いましょう。

間取図や条件の入った資料を見て解らないことがあったら遠慮なく担当者に聞きましょう。

 

現地物件までは電車・徒歩・車のいずれかで向かいます。
近いようであれば徒歩で行くのもいいですね。
街の特色などを詳しく聞きながら向かいましょう。
また、駅からの道のりや雰囲気を良く見ておきたい時は電車で移動がベターです。
乗り換えの接続や改札から最寄り出口までの距離は、特に車では解らない部分です
そして回る物件が多いときは車で向かいましょう!
この様に状況に応じて使い分けるのがベストです。

◆内見時のチェックポイント
《室内》
・各部屋の広さや天井の高さ
・汚れの有無(もしも汚れを発見したらいつまでにどの程度まで修理・改修されるか)
・手持ちの家具、家電の設備を置くのに十分なスペースであるか
・玄関、キッチン、バス、トイレの使い勝手
・生活スタイルに合わせた動線
・収納スペースの充実度
《設備》
・コンセント、テレビアンテナ、電話端子の位置、数
・キッチン、洗面台などの使い勝手
《その他》
・日当たり、通風(特に注意したいのは西日)
・騒音

長くなってしまいましたが、実際に住んだ時のシュミレーションをしてみるのが良いでしょう。

 

5. 申し込み

物件が気に入ったらようやく申し込みです!
担当者から申し込み用紙を受け取って記入していきます。
不安な場合や急を要する時は、店に戻って担当者と一緒に記入するのが安心です。

申込書の他に必要なのが1.本人確認書類 2.収入証明です。
原則として連帯保証人が必要になりますが、それ以外にも保証会社と言って連帯保証人の代わりを請け負う会社に加入出来る物件もあります。
その場合には申込書の他に保証会社申込書が必要になります。

すべての書類の用意が出来たら管理会社に流します。
管理会社が確認をした時点で申し込み完了です!
この時点で申し込みが入っていなかった場合は一番手という形で審査が受けられます。
すでに申し込みが入っていた場合は、物件にもよりますが二番手・もしくは同時審査で進められます。
二番手以降の場合は、先に申し込んでいた方が審査に落ちた場合やキャンセルされた時に自動的に繰り上がる仕組みです。

 

6. 契約・それ以降の流れ

無事審査に通ったらついに契約です!長い道のりでした。。
契約の内容としてはまず「重要事項」「契約書」等の説明があります。
専門用語等解らない事があればすぐに聞きましょう。
続いて書類へ記入押印します。
その後必要書類の提出に続きます。
事前に説明された書類を予め準備しておき、担当者へ提出します。
不備があると、鍵の引き渡しが遅れてしまう場合がありますので注意です!

無事に契約が終われば、あとは契約金の支払い入居前の鍵渡しがあります。
返送しなければならない書類に関しては、遅滞なく済ましてしまいましょう!
以上が契約までの大まかな流れです。